恋、しちゃったみたいです。

「はぁーーー」

昨日のことを思い出しては朝からため息が止まらない。
気分は憂鬱。

「柚希、さっきからため息がひどい」
「あ、ごめん」
「どうかしたの?」
「昨日、ついにばれたのよ」
「…なにが?」
「水無月って人に。全部。この格好も全て」
「はぁ?なんで」

私は昨日の放課後の出来事を陽菜に話した。

「へぇ?でも内緒にはしててくれるんでしょ?」
「うん、まぁ」
条件付きだけど。
「ならいいじゃない!」
なんか楽しくなりそう!なんてはしゃいでいる。
…他人事だと思って…。
「恋愛相談、楽しみにしてるね」
なんていって、私の心配なんて一つもしていない。

ブブッ
スマホの画面には『奏斗』の文字。
〔放課後、社会科準備室集合〕
はぁ?!?!
無理!今日こそはパパからの課題しないといけないんだから。昨日はあれから放心状態で何にも手につかなかったんだから。

ブブッ
〔来なかったら明日どうなってるか、、、〕
ひぃ。今絶対悪魔な顔してる!!
これは行くしかないか…。
がっくりとうなだれ、ひたすら放課後なんて来るな。なんて祈っていた。