続・恋の終電列車

 夜も更け、ワインを飲んで寛いでいた私達はお酒を飲みながら他愛もない会話を沢山した。

 内容は大体最近の近況や、仕事の話が多く、いつも淀野さんの話を聞いていて思うことは、淀野さんがすごく忙しくて多忙だという事だけだ。

 交番には沢山の人が訪れて、中には酔っ払いや不審者を疑うこともあり、日々大変なのだそうだ。

 私を襲ったバイクひったくり犯の事も聞かれ、十分に用心して人通りの多い道を選んで通るようにとも再度心配をして言われた。

 護身術を習っておくのも良いと言われ、真面目な淀野さんらしい言葉だなとクスッと笑いが溢れてしまう。

 そんな話をしている内に夜もすっかり更けてしまい、「あっ、もうこんな時間だ⁉︎」と淀野さんは帰る身支度を進めてしまった。

 「あの…。」

 荷物を纏め始めた淀野さんを恐る恐る引き止め、僅かばかりの勇気で必死に声を出した。

 淀野さんは「どうしましたか⁇」と不思議そうに私の顔を見ている。