続・恋の終電列車

 淀野さんのお宅に訪問してから1週間が経った…。あれからお互いの仕事が忙しくて、中々淀野さんに会えていない…。

 あれから自分なりに淀野さんのご両親に言われた事を考え、自分なりに思慮を巡らせていた…。

 お父さんの言った警察官の妻としての自覚を持つと言う言葉を考え、ちゃんと警察という組織の一員なのだから、結婚式もちゃんと挙げることも考えていた。

 警察官の妻としてちゃんと自覚を持つことや、結婚式もあげても良いという方向に考えを変えたが、仕事を辞めて家庭に入るという事だけは譲れずに飲み込めない自分がいた…。

 「主任、何かあったんですか⁇」

 淀野さんのお宅を訪問した日から職場で考え込んだ様に溜息ばかりついている私に、職場の同僚の田端(たばた)さんが見掛ねて話しかけてきた。

 田端さんは結婚して一年のまだほやほやの新婚さんだ。でも、私より早く結婚している分、結婚には詳しい。私は意を決して田端さんに今の状況を説明した。