雲井が草むらのなかから 顔を出す。 笑顔でこっちきての合図。 子供も泣き止む、泣く子も黙る天使スマイル。 雲井が私の目の前に現れる──。 「呼び出した理由なんだけどさ…? 噂…あれでっちあげってわかってるよね」 コクリと頷く雲井。 「話早い。私瑠衣は、新川瑠衣は、 雲井誠が好き。 真摯に向き合ってるつもり。 馬鹿にしてない、 これだけ。 言いたかったことは。 返事は家に帰って頭の中整理してからでいいから。 宜しく」