御曹司ですが、日本で恋活します




 空港に着いた俺を浩太おじさんが迎えに来てくれていた。
 母親より七つも年下の叔父さんは、今でもカッコいいし若々しい。

 俺は大きめのスーツケースを受け取ると叔父さんの元へ急ぐ。

「ジン、久しぶりだな。いつぶりだ?」

「もう十年以上は会ってないよ」

 浩太おじさんは俺の胸をポンと叩いて、嬉しそうに抱きしめてくれた。

「おじさんは? 腰は大丈夫?」

「だいぶ良くはなったんだ。今は普通に生活できてる」

 でも、歩く姿は腰をかばってるせいかいつもよりゆっくりだ。

「おじさん、俺に何でも言ってね。
 そのために来たんだから」

 すると、浩太おじさんは俺の方をチラッと見て目配せをする。

「姉貴からはジンは結婚相手を探すために日本へ来たって聞いてるぞ。
 ま、どっちでもいいけど。
 俺はジンが来てくれて嬉しい。
 彼女なんて作るぞって頑張ってできるもんじゃないし、のんびり過ごせばいいんだよ」