JEWEL






………………5つ?




「はっ!?

お前15!!??」




勢いよくと澪を見ると

俺の反応にびっくりしたのか、目を真ん丸にする。


それからパチパチと2回瞬きをして、ふにゃっと笑った。



「そうだよー?

早生まれの高1だから、まだピッチピチの15歳!」



いえーっとピースを向ける澪に対して、真っ青になる俺。



……ちょ、嘘だろ?


俺、15の女を"女"として見ちゃってたっつーの!



……まさか俺、ロリコン!?



いや、でも……

「斎さん大丈夫?」


「は?」


澪を見ると、心配そうに俺を見ていた。


「いや、なんか急に黙っちゃって、考えこんじゃってたから…」


「あ、わりぃ。」



一旦心を落ち尽かせて

もう一度じっくりと澪をみる。





……絶対詐欺だろ。



改めて見た澪は、やっぱり極上の美人で。


「そ、そんな見ないでよっ」


そんな風に照れる姿さえ

すげー色っぽい。



唯一ガキらしいと言えば、制服を着てること…………



あ?

制服??