はっ??
こいつ、時間気付いてなかったのか?
女はひとしきり驚いたあと
静かに肩を落とした。
「…おまえ、今日何してたわけ?」
こんな時間。
この様子。
そろそろ何があったか聞いてもいいだろうと判断した俺は
そう静かに問うてみた。
女は俺に視線を向けると
少し躊躇って…
今日、何があったのかを話しだした。
「…あっそ」
女の話しを聞き終えた俺は
ひとことそれだけ言ってやる。
「!!
゙あっぞって冷たくないっ!!??」
そんな俺を
潤んだ瞳で睨む女。
冷たくない!?と言われても…
そもそも俺は、赤の他人なんだから
しかなねぇだろ??
だいたい女の話しは
今日は仲の良い友達とクリスマスパーティーをしていたが
その中に女の片思いの相手がいて
女はみんなに協力してもらってたのに
協力してもらってるうちの一人と実は付き合ってて
その場にいられなくて飛び出してきた
ってゆ―くだらねぇもんだったし…


