嵐君が先に来た。私は嵐君のファンではないので 俯きながら本を読んでいた。 翼君か嵐君がどっちがくるかで分かりやすく喝采が 響くのですぐ気づいた。 「1年生でこんな可愛い子居たんだー、翼が 気になるわけだ」 すべすべ肌に触れようとしてくる嵐君の手を掴んで捻る。 「おいたたたた…」 「お待たせーって、何してるんだよ?」 パッと手を離し、翼君に擦り寄る私。