翼君、好きだよ。


「そうなんだ。私理系にするよ。翼君と釣り合うように」


「へ?何で?」


鞄から出した財布からお金を出しトレーに置いて会計を済ませる。スマートだ。


「だって同じ文系だと張り合わないじゃん」


「俺んち潰れるかもしれねぇから?」


「それはない…と思う」


店を出てマフラーを巻く。



「いくらでも頼っていいんだって言おうとしたんだけど、咲の努力姿みたら励みになる気してきた」