偽の狼と真の狼



疲れた。
あ、あそこのソファでやすもーっと!

「あの………芽衣ちゃん隣座ってもいい?」

翼君…?
どーしたんだろ。

「え、いーよ。」

「あのさ、この投稿見た?」

この投稿…。

"〇マスター
あの時の相談、会議の時間。我にお願いすれば、別の役職の人と相談可能だった。たとえば、人狼の奴が市民と混ざって相談するということ。一人増えるのは不自然だから、その中の一人は強制的に自分の部屋に飛ばされていた。気をつけろ。"

私が見た投稿と一致した。

「私も見たよ。怖いよね。」

「実は俺、集まらないといけない役職で…。なのに自分の部屋に飛ばされちゃったんだ。ってことは誰かが別の役職に成り済ましているってこと?」

「え………。」

そういうことに、なるよね。
誰なんだろう。

「どうしよう。怖いなぁ。お互い頑張ろうね。話聞いてくれてありがとう。」

そういえばだけど、集まる人が違う役職のところに行くのはありなのかな。
ありだったら怖いって‼
裏切りの世界だぁぁ。

「ちょっと芽衣ちゃんっ‼翼君と何話してたの?」

「ううんっ。何でもない。行こう。」

このこと知られたらなんかやばい気がする。
一旦言わないでおこう。

「鳳凰、遥翔…か。」

あれっ、翼君の声?
でも多分聞き間違いだっ。

「さー、行こう!」

「うんっ。」