偽の狼と真の狼


私は、琴宮音っ‼
ただいま、皆でフードコートに向かっています!

「ねぇ~。みんな見て。みこちゃんが投稿してる。玄君と翼君一緒にいたって‼」

えっ、本当っ⁉
私も確認してみよっと。

○みこ﹒୨𝑒 ゚˖
さっき、玄君と翼君が話してたっ‼
玄君と話してたんだけどぉ、みこが人がいるって言ったら見に行ってくれてぇ。
そしたらっ、翼君の声がしたっ。
一回フードコートに行ってみたらどうかなぁっ?
みこは1人でスクイーズ買ってくるからまたねんっ♪

とのことっ。

そうだったんですねっ……。

「やっぱり翼君は嘘をついていたってことですかっ⁉みこちゃんが無事か心配ですぅ…。」

「ですよね。フードコートに急いで向かいましょう。そこで翼君がいれば嘘をついていないということになりますよね。」

「じゃあ向かお~‼」

「ねぇ、音ちゃん?」

「芽衣ちゃんっ!どうしたんですかっ?」

「さっき、刃物を持った人を見たって言ってたじゃん…?その人ってどんな感じだったか教えてほしい。」

刃物を持った人っ……。

百均にいた人っ。

「黒いパーカーを着ていて、フードをかぶっていたのであまり顔が見えませんでしたっ。身長は170センチくらいで、靴の色は青色でした。そのことしか言えませんっ‼ごめんなさい。」

「なるほど…?ありがとう!170センチって、12人の中にいないね。店員さんかなぁ。怖いね。」

「ですよねっ。やっぱり怖いですよねぇ。私、怖がりで暗いところとか1人で歩けないんですよ。だからいつもママに来てもらっててっ。」

「私も一緒。音ちゃん気が合うね!って、めちゃ先に行ってるじゃん!?早くいこ‼」

「はいっ。」