偽の狼と真の狼



「皆お揃いか。」

え…誰の声?
うしろから聞こえてきたような…。

「我のことはマスターと呼べ。君たちには今から人狼ゲームをしてもらう。」

一人、小さな女の子がやってきた。
前髪であまり顔が良く見えない。

人狼ゲームか。
カードのやつだっけ。
私昔やったことあって大好きだったんだよね‼

「しかし、ただの人狼ゲームではない。リアル人狼ゲーム。」

「えっ、どういうこと?」「怖いよぉ。」「なんか楽しそうじゃん‼」などの声が聞こえてきた。
皆今初めて聞いたんだ。
リアルって…どういうことなんだろう。

「一人一冊ずつ説明書を配る。絶対なくすなよ。前に取りに来い。」

そして一人ずつ名前が呼ばれていった。
私の名前呼ばれないなぁ。
最後になっちゃった。

「広瀬芽衣。」

呼ばれたっ。

「はい‼」

「まだ開けるな。ほかの人に見えないように見たまえ。役職が書いてあるからな。」

役職…。
これでこれからどうするのかが決まりそう。
何があるんだろう…。