偽の狼と真の狼


『じゃあ電話切るね‼また会えたらフードコートで。』

「うん。じゃあ。」

玄君、発言めっちゃ信じられないんだけど。
すごい軽かったし……。
演技うまい系?それとも本性?

「お待たせ。」

「わ、要君~‼ようこそ~。あとは翼君と玄君だけかなぁ。」

「そういえばだけど、さっき名札の店?みたいなところに出雲と波音いた。」

「え?その2人は食品売り場にいるはずですけど……。まさか嘘ですかね。」

「ひどいですわ‼あちしたちをだますなんて、訴えてやろうかしら。」

名札の店…。
何かこのゲームに関係ある?
まあ興味半分で言ったのかもしれないけど……。

それに、玄君食品売り場にいるって言ってたし。
翼君は……、フードコートか食品売り場か名札の店にいるよね。

えっ、どこにいるんだろう⁉
頭がこんがらがってきた…。

「とりあえず皆で名札の店行ってみない?要、どこにあるの?」

「図書館の通り沿いにある店。」

「わかりましたっ‼すぐ向かいましょっ。私、地図持ってるのでそれ見ながら行きますっ。」

音ちゃんたくましいな。
リーダーっぽい感じがする。