偽の狼と真の狼


「あれ、フードコート2階だよね?」

「フードコート3階だよ?翔君ってば、方向音痴なの?」

「普通に地図を見間違えただけでは………。」

あはは……。
何か喧嘩が始まりそうだけど大丈夫かな。

「ねぇ、翔君?地図見間違えるって結構やばくない?僕がリーダーになって皆のこと案内してあげるよ~‼」

「なんだよその言い方。まーいいよ!早く行きたいし。」

「じゃあレッツゴー!」

私たちは再び歩き出した。
フードコートって何があるんだろう………‼
ワクワクしてきたっ‼

「えぇ⁉たくさんいるっ、みこめちゃくちゃ寂しかったんだからっ。」

みこちゃんだ‼

「みこさん、初めまして。楓ぼたんです。」

「みこちゃんとぼたんちゃんって初対面なの?」

「はい。最初に会った時以来あっていなかったので。」

「ぼたんちゃ~ん‼よろしくねぇ。みこ友達がたくさんできて嬉しい~っ!」

「フードコート一緒に行く?」

「もっちろ~ん!翔君達と行けるの楽しみだなぁっ。」

すごい演技だな……。
みこちゃん絶対裏ある。
女の子は怖いからなぁ~。

ま、そんなことはどうでもいいんだけどね。