偽の狼と真の狼


「あ、要君とかは?会った人っている?俺会ってないよ。」

「僕、会ってなーい。」

「あちしも会っていませんわ。」

「私も。最初の時に見ただけかな。」

「私もあってないんです。みなさん、会ってないということですね。」

要君、見てないなぁ。
皆にあまり会わないようにして、怪しまれないようにしてる?
そういう可能性もゼロではない。

「ぐぅ~」

あれっ、おなかの音?

「あ、あはは…。おなかすいちゃったわ。」

「確かにおなかすいてるかも。皆でフードコートに食べに行く~?多分全部セルフだと思うけど。」

「そっか、店員さんいないのか。じゃあ何も買えなくなーい?せっかくお金もらったのになぁ」

「確かにそうかもしれませんね。でもAIとかロボットとかがいるんじゃないですか?」

「とりあえず行ってみないとわかりませんわ‼」

「うん。そうだね。行こ~‼」

そして私たちはその場をあとにした。

フードコートに行くとき目線を感じたのは多分、気のせいだよね。