偽の狼と真の狼


「あれ、この子もっ⁉」

「ホントだ。すやすや寝てる。」

すぐ近くで聞いたことのない声がする。
私、自分の家で寝てたはずなんだけど。

気になって目を開けてみた。

「わっ⁉誰ですかあなた達…。」

「うーん…赤の他人。」

何で赤の他人がここに⁉
というか、この場所どこ?

「ここどこだろうね。僕たちもわからなくてさぁ。ドアは鍵がかかってて開かないし。」

「あれ、服が変わってる…………。」

「ね。なんかポシェットみたいなところにスマホ入ってるよ。」

スマホ…。
確認してみると本当に入っていた。
わ、ついた。

あなたの名前を入力してください…?

『広瀬芽衣(ひろせめい)』

と入力した。

「へぇ。芽衣っていうんだ‼芽衣ちゃんってよんでもいーい?」

「うん。いいよー。」

「やった!僕、鳳凰遥翔(ほうおうはると)‼よろしくね~」

よろしくねと言われても…いまから何するかわからないし。
というか鳳凰ってかっこよ‼

「うち、柚木美奈(ゆずきみな)。」

「ああっ‼人いたぁ~。みこ見えなかったよぉ。」

えっ、誰?
たっかーい声が聞こえた。

「みこ、桜庭みこ(さくらばみこ)っていいますっ。よろしくね~‼お名前は…?」

「柚木美奈。」

「鳳凰遥翔っていうよ‼」

「広瀬芽衣です。」

「美奈ちゃんと、遥翔君と、芽衣ちゃん‼よろしくね~っ。」

と言って、にこっと笑った。
この子可愛い。

今のところ4人だけど…ほかに誰かいるのかな。