私の特等席


すると煌矢先輩は、私の手を離して


「だぁー、むかつく!部活の時、ずっと見てただろ。それで気にしてたんだよ、あんたのこと。1年のマネージャに名前聞いて、より一層気合い入れて、ゴール入れるようにして、あんたにかっこいいって思われたくて必死だったんだよ。まだ、嘘告だって言うのか」

「もっと可愛い子いるじゃないですか。先輩、冷たくあしらってますけど」

「それはあんたのこと好きだから、他の女子興味無いだけだ」


好きと言われた。

そして、メガネを外された。


「コンタクトにすれば。モテんじゃね。…ああだめか。俺のにする予定なのに、モテても困る」


と、メガネを再び着けさせられた。


「これでよし。で、どうだ。付き合うか?」


可愛い子たちに僻まれないか。

いや、当たり前に僻まれる。

だけど…振るなんて。


「よろしくお願いします」

「合格」


そう言って抱き締めてきた。


「へっ」

「びっくりするな」


煌矢先輩は笑った。