「ねえ、」

「もし、世界が明日に終わるとしたらどうする?」

真顔で君がそんなことを聞いてくるもんだから
僕は思わず噴出してしまった。

「どうするって…ねえ?」

地球がなくなる?そんなこと、ありえないだろう。

「―…ごめん。お前に聞いた俺が馬鹿だった。」

「ちょっと、その言い方は失礼じゃないのかい」

「ふん。知るか」


他愛もないいつもの会話。

何の変哲もない青い空の下

代わり映えのないいつもの学校と日常生活。

これが俺のすんでいる世界。