「……羽玖」 「翠惺の匂いがする」 「はぁ?」 ゆっくり抱き締められ匂い嗅がれるなんて、なんか嫌だな 「離せよ」 「翠惺………好き。好きだ」 「分かったから」 「夏休み沢山会っていい?」 「……別にいいけど」 なんとも可愛げのない返事をしたが それでも羽玖は嬉しそうに笑った こいつの笑顔が俺には眩しすぎる 本当に羽玖の傍に居ていいのか不安になる また堂々巡り 逃げないと決めたんだ 俺もこいつと居たい それだけでいい