「みんな、私が家をでて10分後にきてね?」
「あら、一緒に行かないのね。一緒行きましょうよ」
「えーっ!一緒行こーよーっ」
「一緒行きたぁーいぃ」
駄々をこねる姉3人。
「それなら…」
それに比べて冬お姉ちゃんは静かで、なにかをひらめいたようににやりと笑った。
みんなの視線が冬お姉ちゃんに集まる。
「変装を脱いで行きましょうよ♪」
…え?
冬お姉ちゃんは楽しそうにそう提案する。
すると…
「それだ(わ!)(っ!)(ぁ!)」
みんな大賛成。
…って嫌だっーーーー!
「無理無理無理!みんなから非難されちゃうぅぅぅっ(泣)」
……あれ。 なんで私、外にいるんだろ。
私はあれよあれよと変装を脱がされ、靴を履かされ、外にみんなと共に出ていた。
「「「「いってきまーすっ」」」」
もうでちゃったものはしたかがないかな…。
誰もいない家に元気にあいさつをするみんな。
うー…なんかそわそわする…。
みんなどんな反応するかな…。
「私たちって何組だったかしら。」
「みんな一緒だよ…」
私はげっそりしながらそう言った。
その時だ。
「すっ、すみませんっ!もしかして、シーズンのみなさんですか?…って、5人…?」
1人の女の子が立っていた。
「うんっ、そうだよっ」
夏お姉ちゃんはニコッと笑ってそう言った。
「でっ、でででで、ですよねっ!わ、わわわ、私、し、シーズン大好きですっ…!!こ、ここここ、これからも応援してますっっ!!」
その女の子はそう言って、嵐のように去っていった。
「うんっ、これからも応援よろしくっ!」
夏お姉ちゃんはニコニコしながら手をふった。
「あら、もう着いちゃったわ」
まだ早い時間だからかその女の子以外とは人に会わずに学校についた。
「はやく入ろっ」
「ひっ、久しぶりの学校だあっ」
「ですね」
みんな目をきらきらさせながら、教室に入っていく。
ーキーンコーンカーンコーン
…え?
これ…予令?
…は?
もしかして…
通学路に誰もいなかったのは時間が…
そこまで考えた私は真っ青になった。
うわああああっーーーーー!!!!!
私は両手で顔を押さえると、本来走ってはいけない廊下を走って、教室へ入った。



