「ばにらさんどちらへ?」 「少し散歩に行くだけです」 「今日は病院ですよ」 「おやそれは知らなかった」 「待ってください主人が困ります」 「病院に行けば私が困ります」 「怖いんですか?」 「そんなことはない」 「本当に?」 「少しだけ」 「一緒に居てあげましょう」 「かたじけない」