「何か顔に付いてますか」 「はい、目と鼻と口が」 「…………」 「どうかしましたか」 「ばにらさんは目が大きいですね」 「ちょこさんと同じくらいですよ」 「自分の顔は自分で見れないんです」 「鏡があるじゃないですか」 「おっとこれはうっかり」 「そんなちょこさんも嫌いじゃない」 「え?」 「なんですか」 「いえ、何も」 「それでは失礼」