折れるまで【500文字の不気味なテスト】

【算数】

1700年代末、フランスを代表する理工系の学校、エコール・ポリテクニークでは、女性の入学が認められていませんでした。ソフィー・ジェルマンは、それでも数学を学び、自分の研究を教師に読んでもらうため、どのような方法を取ったでしょうか。

ア 男性の名前を使った
イ 年齢を偽って子どもとして入学した
ウ 王族の名前を借りた
エ 数学者であることを隠して研究をやめた

【回答】
答え ア

【解説】

ジェルマンは学校の講義ノートを手に入れ、独学を続けました。そして実在した男子学生の名前「M・ルブラン」を使い、研究を提出しました。数学者ガウスとの文通でも、女性だと無視されることを恐れ、同じ名前を使っています。のちにフェルマーの最終定理の研究を大きく進め、「ジェルマンの定理」を残しました。

現在では、女性も数学を学び、数学者として活躍しています。しかし、かつては女性の名前では、研究を読んでもらえないかもしれない時代がありました。数学を読んでもらうために、彼女が最初に消したのは、計算の間違いではなく、自分の名前でした。