「亜鳥…私どうすればいい?」
私は亜鳥にしがみつく。亜鳥にはこんなに普通に話せるのに…って友達だから当たり前だけど。悠希だと全部意識してしまうからこんなに大変なんだろうな…。
「だから!話しかけろってば!」
「うん…」
まだ何か言いたそうな私を見て亜鳥はため息をついた。
「もーなんで!?まずは話なきゃ何も進歩しないに決まってるじゃん!」
「…その通りだよ。」
わかってる。
踏みださなきゃ
何も変わらないって…
「でしょー?本当話したらそうでもないってー!頑張りなよ!!」
亜鳥の優しい言葉に目が熱くなった。
亜鳥はやっぱり優しい……。

