「ち、千景、謝っ……」
注意しようとすれば。
「イテテテテテッ!!」
千景はサンコンに頭を掴まれ、身体は宙に浮いていた。
「アンタねぇっ!やっていいことと悪いことがあるでしょうがッ!」
リンコには耳を引っ張られ。
「さすがにやりすぎ。もうちょいイイ感じで手がかりくらい残しとけ。焦ったっつーの」
潤にはゴス、と肩を小突かれていた。
千景が喚く。
「ママだって喜んでたのに!!」
その言葉に、いろんな人の顔がこちらを向いた。
私は焦る。
「ち、違っ……!ただ、みんなが来てくれたのが嬉しくて……心配かけてごめんなさい……」
みんなはケラケラと笑った。
「さー仕事もバックレちまったし。ちょっと早めだけど飲み会始めるか」
「いいわねぇ」
「カナコさん、今日のご飯はなんですか?」
「肉食いたい、肉!」
「動くと腹減った」
口々にそう言ったみんなに、私も笑った。
「帰ろっか!」


