余所者-よそもの-【 3 】



「ち、千景、謝っ……」

注意しようとすれば。


「イテテテテテッ!!」


千景はサンコンに頭を掴まれ、身体は宙に浮いていた。


「アンタねぇっ!やっていいことと悪いことがあるでしょうがッ!」

リンコには耳を引っ張られ。


「さすがにやりすぎ。もうちょいイイ感じで手がかりくらい残しとけ。焦ったっつーの」

潤にはゴス、と肩を小突かれていた。


千景が喚く。

「ママだって喜んでたのに!!」


その言葉に、いろんな人の顔がこちらを向いた。

私は焦る。


「ち、違っ……!ただ、みんなが来てくれたのが嬉しくて……心配かけてごめんなさい……」


みんなはケラケラと笑った。


「さー仕事もバックレちまったし。ちょっと早めだけど飲み会始めるか」

「いいわねぇ」

「カナコさん、今日のご飯はなんですか?」

「肉食いたい、肉!」

「動くと腹減った」


口々にそう言ったみんなに、私も笑った。




「帰ろっか!」