余所者-よそもの-【 3 】



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──……


穏やかな、昼下がり。

ジャアジャア、と水の音がキッチンに響いていた。


カナコは、つい先ほどユキと一緒に食べた食器を洗っていた。


すると──ブブッ、とスマホのバイブ音が鳴り、ふと顔を上げる。

カウンターの上に置かれたユキのスマホに表示された通知に目をやった。


「ユキさん、野間くん下に着いたそうですよ」

奥の部屋で着替えをするユキに、少し大きな声で知らせた。


「ありがとう」


キッチンにやってきたユキは、すっかり支度を終えて外出の格好。

それでも玄関には向かわず。
洗い物をするカナコを後ろから抱きしめた。


「……行ってくる」


どこか、不貞腐れたような声。

カナコは小さく笑う。


「かぁこは今日も休みでもいいよ」

「そんな、何日も休みませんよ」


昨日一日、休ませてもらった。

カナコだって、支度をしたらAnBarに向かう。