余所者-よそもの-【 3 】



「あれからずっと眠ってなかったんですか?」

「眠れるか。死ぬかと思った」

「……ごめんなさい」


四日間もまともに眠ってないなんて。

思っていた以上に、ユキを悩ませてしまっていたみたいだ。


「でも、お前の言う通りだった」

「なんですか?」

「嫉妬って、嬉しいもんだね」


嫉妬?

嬉しいなんて言ったっけ。


けれどそれよりも。

ユキが言ってる嫉妬は、今回の喧嘩の発端だ。

私、勘違いしてた。

今となっては、少し恥ずかしい。


「言ってくれたらよかったのに」

「……疑ってるみたいで」

「疑ってたんだろ?」

「だって……」


「俺は嬉しかったけど」

「………」

「すごく」


私が嫉妬しなければ。

今日この流れにならなかったのは、たしか。