「あれからずっと眠ってなかったんですか?」
「眠れるか。死ぬかと思った」
「……ごめんなさい」
四日間もまともに眠ってないなんて。
思っていた以上に、ユキを悩ませてしまっていたみたいだ。
「でも、お前の言う通りだった」
「なんですか?」
「嫉妬って、嬉しいもんだね」
嫉妬?
嬉しいなんて言ったっけ。
けれどそれよりも。
ユキが言ってる嫉妬は、今回の喧嘩の発端だ。
私、勘違いしてた。
今となっては、少し恥ずかしい。
「言ってくれたらよかったのに」
「……疑ってるみたいで」
「疑ってたんだろ?」
「だって……」
「俺は嬉しかったけど」
「………」
「すごく」
私が嫉妬しなければ。
今日この流れにならなかったのは、たしか。


