余所者-よそもの-【 3 】



窓の外から、明るい日の光が差し込んでいた。

すっかりお昼の時間。


「ユキさん」

「うん?」


腕枕をするユキの声が、胸から耳に直接響く。


「少し眠ってください」

「どうして。勿体ない」


ユキは私の頬っぺたをふにふにと突いて、遊んでる。


「かぁこは今日休み。無理をさせたから」

「いや、私──」

「駄目だよ、言うこと聞いて。もうさっき連絡網で回した」

「……いつの間に」


私はユキの一声で休めても。

ユキはきっと休めない。

このまま寝ずに仕事に行く気だ。


ちらりと、視線を送ると。


「大丈夫。どこかで仮眠とるよ」

そう、どこか幸せそうに笑った。


けれど、近くで見るユキの顔は、目の下にうっすらクマが浮かんでる。


「寝不足ですか?」

「これは今に始まったことじゃない」


うん?と首を傾げると。


「お前がイジメるから。今日で4徹目だ」

「………」


待って。

4日目ってことは、喧嘩してからずっと眠ってなかったってこと?