窓の外から、明るい日の光が差し込んでいた。
すっかりお昼の時間。
「ユキさん」
「うん?」
腕枕をするユキの声が、胸から耳に直接響く。
「少し眠ってください」
「どうして。勿体ない」
ユキは私の頬っぺたをふにふにと突いて、遊んでる。
「かぁこは今日休み。無理をさせたから」
「いや、私──」
「駄目だよ、言うこと聞いて。もうさっき連絡網で回した」
「……いつの間に」
私はユキの一声で休めても。
ユキはきっと休めない。
このまま寝ずに仕事に行く気だ。
ちらりと、視線を送ると。
「大丈夫。どこかで仮眠とるよ」
そう、どこか幸せそうに笑った。
けれど、近くで見るユキの顔は、目の下にうっすらクマが浮かんでる。
「寝不足ですか?」
「これは今に始まったことじゃない」
うん?と首を傾げると。
「お前がイジメるから。今日で4徹目だ」
「………」
待って。
4日目ってことは、喧嘩してからずっと眠ってなかったってこと?


