余所者-よそもの-【 3 】



「………」

ユキの腕も、キスも、安心する。

なのに。


どうしたって込み上げてくる、不安。


「ユキさん」

「うん?」


「………」

私の身体の傷、気持ち悪くないですか。

嫌じゃないですか。


言葉にしなくちゃいけない。

でも、やっぱりちょっと怖い。


「かぁこ。……怖い?」


すると、そのまま尋ねてきたものだから。

私は一瞬、自分の心の中を覗かれたのかと思って、ギクリとした。


「怖く、ないです」


怖い気持ちはある。

でも、ユキが怖いんじゃない。


今、私が怖いのは。

目の前の、ユキに嫌われてしまうこと。


「お前は、いつもそう」

「………」

「よく、我慢をする」


隠したものを、見つけられてしまった気がした。


でも、ユキの顔はとても穏やかだ。

私の目尻を、親指で撫でて。


「………」

「………」


視線を、ゆっくりと私の身体に向けた。