「………」
「………」
「……なんで」
「………」
「見せたくない?」
伸ばしていた手が、ゆっくりと戻ってくる。
私の右手を取り、ぎゅっと握りしめ。
そのまま口元へ引き寄せる。
私の手を握ったまま、「ふう……」と深く息を吐いた。
「見て……いい気分になる身体じゃないから」
「……どうして、そう思う」
「ユキさんみたいに、綺麗じゃないし」
「………」
「それに、他の女の人よりも……」
ユキは、抱き留めていた私の身体をゆっくりと離した。
ベッドの上。
向かい合って座り、見つめ合う。
身体が離れても。
繋いだ手だけは、離れない。
正面から眺める、ユキの上半身。
いつも、すらりと着やせして見えるのに。
服を脱げば。
引き締まった身体に、広い肩と厚みのある胸元。
色白なのに、男らしくて逞しい。
見惚れてしまうくらい、綺麗。
羨ましいくらい、綺麗。
すると。
ユキが、繋いだ手を二人の間に持ち上げた。


