余所者-よそもの-【 3 】



「………」

「………」


「……なんで」

「………」

「見せたくない?」


伸ばしていた手が、ゆっくりと戻ってくる。


私の右手を取り、ぎゅっと握りしめ。

そのまま口元へ引き寄せる。


私の手を握ったまま、「ふう……」と深く息を吐いた。


「見て……いい気分になる身体じゃないから」

「……どうして、そう思う」


「ユキさんみたいに、綺麗じゃないし」

「………」

「それに、他の女の人よりも……」


ユキは、抱き留めていた私の身体をゆっくりと離した。


ベッドの上。

向かい合って座り、見つめ合う。


身体が離れても。

繋いだ手だけは、離れない。


正面から眺める、ユキの上半身。

いつも、すらりと着やせして見えるのに。


服を脱げば。

引き締まった身体に、広い肩と厚みのある胸元。

色白なのに、男らしくて逞しい。


見惚れてしまうくらい、綺麗。

羨ましいくらい、綺麗。


すると。

ユキが、繋いだ手を二人の間に持ち上げた。