私はユキの滑らかな肌に、そっと手を伸ばした。
肩に腕を回して、目を閉じる。
ユキの手が、服の上から身体をなぞった。
その感触が。
いつの間にか、素肌に変わる。
お腹に触れた手のひらが、ゆっくりと肌の上を滑った。
ぴくん、と身体が小さく震える。
……あ。
シャツをまくり上げようとするユキの手を、ぐっと押さえた。
「待って……」
「……むり」
「電気、だけ。消してほしい……です」
明るい部屋じゃ、身体の傷が見えてしまう。
ユキは「はあっ、」と余裕のない吐息を、私の首筋に零して。
ベッド脇に置かれた照明のリモコンへ、手を伸ばした。
だけど。
「………」
なぜか。
その手がピタリと止まる。


