息が……できない。
「……っ、ユ、……」
ユキさん。
ちょっと、待って。
「………」
言葉は、舌の根っこごと奪われる。
薄目で見上げた、ユキの顔。
寄せられた眉。
熱っぽく伏せられた瞳。
まるで、どこかが痛いみたいに。
時折、ぐっと瞼を閉じて。
「………」
また、角度が変わる。
苦しい。
顔を逸らそうとしても、顎を掴まれて、逃げられない。
息がしたくて、胸を押す。
その手も、すぐに捕まった。
手首を取られ、壁に押し付けられて。
そのまま大きな手が、手のひらまで滑ってくる。
指が、絡み合って、
「……っ」
腰が、引き寄せられる。


