身体中から、血の気が引く感覚がした。
胸の奥が、ぎゅっと潰れる。
触らないでって、言ったのは私。
なのに。
本当に、触れてもらえなくなることが。
こんなにも──……。
「だから、これからも一緒に──」
「……ユキさんって」
ユキにとっては、何も変わらないみたいだ。
私に触れなくても。
それでも一緒にいられる。
「私のこと、どう思ってるんですか?」
私に怒る資格なんてない。
だけど、どうしようもなく腹が立つ。
「好きだよ」
「………」
そんな、簡単に……言ってほしくなかった。
『好き』も。
『お前に触れない』も。
──言わないで、ほしかった。


