余所者-よそもの-【 3 】



身体中から、血の気が引く感覚がした。

胸の奥が、ぎゅっと潰れる。


触らないでって、言ったのは私。

なのに。


本当に、触れてもらえなくなることが。

こんなにも──……。


「だから、これからも一緒に──」

「……ユキさんって」


ユキにとっては、何も変わらないみたいだ。


私に触れなくても。

それでも一緒にいられる。


「私のこと、どう思ってるんですか?」


私に怒る資格なんてない。

だけど、どうしようもなく腹が立つ。


「好きだよ」


「………」


そんな、簡単に……言ってほしくなかった。


『好き』も。

『お前に触れない』も。


──言わないで、ほしかった。