余所者-よそもの-【 3 】



野間はバンと共に店を出た。

表に立っていたユキに駆け足で近づく。


「女、オトしたっす」


ユキはニヤリと笑った。


「契約書は作り変える。完全こちら有利のものに」

「はい。それで合意取れてます。書類できたら僕かバンくんでハンコ回収します」


一件落着。

デカい仕事を終えた。


「時間も時間っすね。今日はもう帰りますか?」


ユキは胸元のシャツをつまんで鼻先に寄せ、くんくんと匂いを嗅いだ。


「あの女のニオイがうつった……」


野間はまたか、と思う。


「ノマケン、シャワー貸して」

「………」