野間はバンと共に店を出た。 表に立っていたユキに駆け足で近づく。 「女、オトしたっす」 ユキはニヤリと笑った。 「契約書は作り変える。完全こちら有利のものに」 「はい。それで合意取れてます。書類できたら僕かバンくんでハンコ回収します」 一件落着。 デカい仕事を終えた。 「時間も時間っすね。今日はもう帰りますか?」 ユキは胸元のシャツをつまんで鼻先に寄せ、くんくんと匂いを嗅いだ。 「あの女のニオイがうつった……」 野間はまたか、と思う。 「ノマケン、シャワー貸して」 「………」