「お前がこちらと契約する気がないことは十分にわかった」
女の手を払いのける。
「諦める。その代わり何があっても保証はないし、文句も言うな」
ユキが腰を上げようとした、そのとき。
女が両手で服を掴んだ。
「私、契約しないなんて言ってない」
そのまま、おもむろに立ち上がる。
ドレスのファスナーに指をかけた。
「……可愛くない男」
──ジッ。
一気にファスナーを下ろす。
トサ、と足元にドレスが落ちた。
胸を覆っていたヌーブラも、左右順に──ベリッ、と剥がして放る。
そして、ショーツ一枚の姿で。
ユキの膝の上に、どっかりと跨った。
「………」
「………」
あまりに唐突な女の行動。
野間もバンもぎょっとしている。


