余所者-よそもの-【 3 】



「ねぇ野間くん、ユキさんは?」

「ああ、裏でさっきの男詰めてるっすね。カナコさんには手荒い姿を見せたくないんでしょ」


少ししてから戻ってきたユキ。

私の顔から足元までを見回した。


「どこ掴まれた?」

ここ、と指さすと、服をめくって確認して。


「他は?痛いところは?」

「ないです。助けてもらいましたから」


街は、相変わらず物騒。

それでも、怪我一つすることなく街を歩けているのは、ユキやみんなのおかげ。


こんなにも、大切にされてる。


だから。

男の言った、『瑞生の女だと言うヤツがいっぱいいる』。

少しだけ引っかかりはしたけど、気にしないことにした。