余所者-よそもの-【 3 】



それから、日付が変わって深夜二時頃。

仕事終わりのみんなが、夜食を食べに戻ってきた。


とりとめのない話をしながら、ご飯を食べて、少しのお酒を飲んで。


「かぁこ、帰ろう」

私はユキと手を繋いで、マンションへ帰る。


ユキが取るのは、いつも私の右手。

指と指を絡ませて、静かに歩く。


車で帰ることもあるけれど、最近は徒歩が多い。

なんでかは聞いてないけど、私もユキと話しながらゆっくりと帰るこの時間が好き。

ユキもそうだったらいいな。


「明日のご飯、何にしよう」

「うーん」


お前のつくるものなら何でもいいよって言ってたユキは、一緒に献立を考えてくれるようになった。


「魚が食べたい」


魚か。

露天街にある市場にでも行って、新鮮なお魚を見てこよう。