余所者-よそもの-【 3 】



一般客の入らない店。

みんなが一通りの食事を終えてしまえば、私は退屈。


なので。

「……よいしょ」

カウンターの上に出した、ノートパソコン。


私はパソコンを使って、ユキのお手伝いを始めた。

書類の作成とか、経費の打ち込みとか。

簡単な作業ばかりだけど、これが結構楽しい。


「カナコさん、ごちっす」

「ママ行ってくるー」


ぞろぞろと出口に向かっていく、残りのみんな。

野間、千景、サンコン、デック、バン。

それから、ユキ。


もう街に戻っちゃうのか。


「ユキさん……」


私が座っているカウンターチェアの後ろに立ったユキに、困り顔を向けた。