余所者-よそもの-【 3 】



「おい、パパ」

「誰がパパだ」


話の区切りを見計らったように、千景がユキに話しかける。

……ユキは千景のパパ呼びを許してない。


「昨日、余所者が一人流れてきた」

「どんなヤツ?」

「血の気の多いヤツだ。シトウに振るのがいいだろ」


「サンコン。一度ソイツの顔見ておいて」

「わかりました」


思わず口端が上がる。

ユキ達は、余所者を放っておかない。


事情を聞いて、その人間に合った場所へ送る。

シトウだったり、Z地区だったり。露天街だったり。


「カナコちゃん、ごちそっさん。今日も美味しかったよ」

「夜ご飯も楽しみにしてるわね」


リンコ、潤、トウジ。

先に出勤組が店を出ていく。


「いってらっしゃい」

洗い物をしていた手を止め、送り出す。