四人に食事を出したところで。
「お疲れ様です」
「腹減ったぁ」
「バカナコ、さっさと飯つくれ」
サンコンと、デックと、バンがやってきた。
三人は街に出ていたんだろう。
いつもこの時間になると、一度AnBarに立ち寄る。
「もう夕方ですけど、みんなご飯食べますか?」
そう尋ねれば、今日も三人はここで遅めの昼食をとるらしい。
このメンバーは街での付き合いもあるから、食べたり食べなかったりだ。
サンコンもバンも、今はAnBarの従業員じゃない。
ユキと一緒に、街の管理を手伝っている。
だから今、ここの従業員は私一人。
それで十分だった。
AnBarはもう、以前までの通常営業はしていないから。
今はシトウを管理する人含め、仲間内だけが集まる拠点のような場所。
こうでもしないと、収拾がつかなかった。
シドからユキへと。
シトウの権限が渡ってからは、ユキの店はどこもかしこも野次馬や冷やかし客で溢れてしまったから。


