余所者-よそもの-【 3 】



「もしかして時間ない?すぐ食べられるほうがいいのかな」

「ううん!食べるために早起きしたから大丈夫」


そう言った千景に、ご飯を用意していると。


「カナコちゃんおっはよー!」

「カナコ、おはよ」

「いい匂いがするな」


潤と、リンコと、トウジがやってきた。

それぞれ席についたみんなに、順番に食事を用意していく。

まだ出勤前だっていうのに、潤とリンコは好きにお酒を入れて飲みだしている。


みんな相変わらず。

私が戻ってから二週間くらいは、毎日どんちゃん騒ぎだった。

落ち着いた今だって、リンコ主催で何度もパーティーを開いてくれる。


ユキは『理由つけてお前と飲みたいだけだ』って言うけれど、それだけじゃないと思う。


「支度、手伝うわ」

長い髪を後ろで束ねてキッチンに入ってきたリンコ。


「ありがとうございます」

リンコと一緒に料理をするのは、とっても楽しい。