余所者-よそもの-【 3 】



一度、息を吸う。



「好き……」


ユキが目を見開く。

私は、はあ、と一度だけ短く息を吐いて。



「……私、ユキさんが好きです」



見上げるユキの顔。

その周りに、静かに降る雪。


キラキラと、全部が輝いて見えた。

……綺麗だなぁ。


「………」


ユキはしばらく何も言わなかった。

ただ、どうしようもなく嬉しそうに微笑んだ。