余所者-よそもの-【 3 】



「………」


私は、小さくなっていくシドの背中をずっと見つめていた。


多夜とアオイ。

二人に向かって真っ直ぐに歩いていく、その……大きな背中。


──『おい。生きてるか』

初めて出会った日。

シドは私にそう声をかけた。


……シド。

私……。


「……っ」

胸が詰まって、服の上から掴む。


……生きてる。

私は今、シドに生かされて、生きてる。


──『生き直して、みせる』


だから。

シドも、生きて──……