紫藤とカナコは揃って家を出た。
外は、すっかり雪が降り積もっていた。
カナコは雪に埋まる自分の足を見つめながら、嘆く。
「失敗した……」
ちょっとそこのコンビニまで。
ついいつものクセで、クロッグサンダルを履いて出てきてしまった。
紫藤を外で待たせていたから、慌てていたのもあった。
雪の深さはそこまでない。
靴底が少し埋まる程度。
だけど、歩くたびにサンダルの先が雪に引っかかる。
慎重になる足どり。
病み上がりの紫藤よりも歩くのが遅い。
寒そうにポケットに手を入れながら、少し前を歩く紫藤の足元はスニーカー。
「………」
気付いた紫藤が、足を止め。
カナコの足元を見下ろした。


