余所者-よそもの-【 3 】



交差点のド真ん中。

真っ白な雪の上。

この気候の中、あまりにも無防備な素肌。


信じられないくらいの薄着でそこに落ちている、女。


遠目から見て、血が出ていた。

俺はしばらく様子を窺っていた。


きっと厄介な女に違いない。

いつもの俺なら、平気で無視をする。


それでも。

車を降りて、雪を踏んだ。


近づけば近づくほど、怖くなった。

だって、俺にはこんなにも冷たい雪を。

その女は、温かそうに浴びていた。


触れると、自分の何かが壊れてしまいそうで。

いつまで経っても前に進めない。