ふと、ユキは窓の外に目をやった。
今も雪は降り続いている。
「………」
ああ。
そうだ。
お前を、初めて見たとき。
クリスマス。
一年に一回、コタコの手紙を読む日。
三年前の今日も、雪が降っていた。
呼び出しがあった。
多夜からだった。
バンが紫藤の店で暴れた。
そのケツ持ちとして、呼び出された。
ただでさえ慌ただしかった週末。
怠くて、かったるくて。
なんで今日なんだ。
どうして、俺なんだ。
そんな気持ちだった。
呼び出された場所は、シトウの端っこ。
車に乗って、指定の場所に向かう。
その道すがらだった。


