「………」
何も言わないユキに、リンコが口を開く。
「カナコから連絡は?」
「あるよ」
「なんて?」
「今日も元気なんだって」
投げやりに答えるユキに、リンコは困った顔をした。
ユキだってわかってはいる。
カナコが事細かに状況を伝えないのは、きっと自分のため。
余計なことを考えさせないようにと、カナコなりの気遣いなんだと思う。
それでも……ユキはもっと知りたい。
カナコを知りたい。
今どうしてるのか。
何を食べて、いつ眠って。
いつ、誰と、どんな話をして。
いつ、誰と、どんなことをしているか。
誰かと、触れ合ってはいないか。
誰かに、傷つけられてはいないか。
……今すぐにでも、確かめたい。


