余所者-よそもの-【 3 】



闘志を滾らせる紫藤。

アオイがぽつりと声を落とす。


「どうしてお前は、なんでもかんでも自分で背負う」

「俺が、シトウの紫藤だからだ」


シトウの紫藤は、

勝ち続けなければならない。

立ち続けなければならない。


──街の人間を、生かすために。


「お前は、紫藤 怜だ」

「同じことだろ」


シトウの紫藤も。

紫藤 怜も。


どちらも、同じ。

俺。


「多夜は、そうは思ってない」