闘志を滾らせる紫藤。 アオイがぽつりと声を落とす。 「どうしてお前は、なんでもかんでも自分で背負う」 「俺が、シトウの紫藤だからだ」 シトウの紫藤は、 勝ち続けなければならない。 立ち続けなければならない。 ──街の人間を、生かすために。 「お前は、紫藤 怜だ」 「同じことだろ」 シトウの紫藤も。 紫藤 怜も。 どちらも、同じ。 俺。 「多夜は、そうは思ってない」