余所者-よそもの-【 3 】



紫藤は食べ終えると、そのままダイニングで煙草を吹かした。

その傍らでは、カナコが買ってきた食材を片付けている。


「医者、次いつ来る?」


紫藤がそう尋ねると、カナコが冷蔵庫をパタン、と閉じて振り返った。


「どうしたの?どこか痛いの?」

「いや」

「まだ予約入れてない。すぐに連絡しようか?」

「いい」

「どうして?」


心配そうに顔を覗き込んで来るカナコ。

紫藤は眉間に皺を寄せた。


「外に出る」

「出るって……シドが?」

「ああ」


身体は十分に動くようになった。

部屋の中じゃもう狭い。