余所者-よそもの-【 3 】




「すっかり朝になっちゃったね」


カナコは気を取り直すように、声を明るくして言った。


「シド、眠れそう?」

「……お前が寝ろよ」

「シドが寝たら、寝るよ」


紫藤への気遣いをやめないカナコ。

焦りが募る。


この弱々しく、うざったい、病的な身体。

……煩わしい。


さっさと元に戻れ。

じゃなきゃ、まともにコイツをこの腕に抱くこともできない。